「独自信仰」次代につなぐ 「潜伏キリシタン」世界遺産へ 改宗し信徒責任者に 長崎・新上五島の坂井さん

禁教が解けた後もカトリックに復帰せず、独自の「かくれキリシタン」信仰が受け継がれてきた長崎県・五島列島。信徒組織が今も残る新上五島町桐古里郷で、9代目「大将」(責任者)を務める坂井好弘さん(62)は、「かくれ」家系の女性との結婚を機に仏教から改宗し、組織を引き継いだ異色の指導者だ。「迫害におびえながら先祖が守り抜いた心を絶やしたくない」。信念を貫き、重責を担って12年目に入った。 五島列島の北に浮

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