せめて一太刀! 敵に突入してから戻って自害した烈女「鶴姫」 2018/4/29 常山城(岡山県玉野市)は、三村氏の支城で、城主は三村元親の姻戚である上野隆徳であった。隆徳の妻鶴姫は、戦乱の中、武を貫いた烈婦として、後の世に名を残している。 『歴史人』5月号では、その鶴姫の奮闘ぶりを、歴史作家の楠戸義昭氏が紹介している。 「天正2年(1574)から翌年にかけて、毛利・宇喜多連合軍と三村氏の戦いが備中を中心に展開された。松山城を囲む端城は次々に落とされ、同3年5月、松山城が主戦場