【正木利和のスポカル】パフォーマーの肉体と美術家の道具で描くエロチックでアスレチックな世界

暗い闇のなかで、天井からつりさげられた三角錐(さんかくすい)のような木製の器具にライトが当たっている。  会場には、しばらく静寂が続いていた。  そこに、天井から人間の白いふくらはぎが…。  「おかあさん、こわいよ!」  女の子が泣きじゃくり始めた。「もう、出る!」  幼い子は、まるでお化け屋敷にでもいるような気分で我慢していたに違いない。そこに、天井から人の足がゆっくりとおりてくるのだから…。

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