変わっても変わらないポップの意思 – 『クール・ライク・ユー』 ブロッサムズ

やはりこのバンドは売れるべくして売れたのだと確信できる新作が到着した。UKインディの古式ゆかしい佇まいの中で、マンチェ直系のギター・グルーヴとサイケデリック、ギタポを同期させていたのが前作だが、そこから本作への最大の変化は何と言ってもエレクトロニクスの増大だ。ほぼ全ての楽曲でシンセが主役を張り、さらにはシンセが主旋律をまるで「歌う」かのように、トムのボーカルと並走している。思えばブロッサムズがブレ

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