「冴えない少女」から「遊女」に! 江戸時代、男装の麗人として名をはせた「勝山太夫」とは?

 女性でありながら、男性の格好をした美人を、男装の麗人という。宝塚の男役を思い浮かべてもらえれば分かりやすいだろう。そんな男装の麗人であり、実在した遊女として名高い勝山太夫の半生を描いた時代小説『勝山太夫、ごろうぜよ』(車浮代/白泉社)が7月5日に発売された。  主人公のお勝(後の勝山)は、江戸の前期に「紀伊国屋」の湯女(ゆな)として働く田舎臭い、冴えない少女。湯女とは、風呂屋で働く女性のことだ。

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