色を失った街に彩りを取り戻す主婦たち―タイルでつなぐ復興の証 2018/3/11 キラキラと色鮮やかに輝くタイルが壁一面を美しく彩っている。魚や鳥、船など、そのモチーフは様々。見ているこちらまでがワクワクしてくるような、明るい色づかいだ。 ここは宮城県女川町の「みなとまちセラミカ工房」。素焼きの生地にカラフルな色をつけ、1000度近い窯で焼く「スペインタイル」の工房だ。 みなとまちセラミカ工房を設立したのは、女川町で生まれ育った阿部鳴美さん。「東日本大震災で色を失ってしまった女