「さよならの朝に約束の花をかざろう」“母”ではなく、“娘”の物語として読み解いて見えるものとは 藤津亮太のアニメの門V 第32回

※この原稿は、『さよならの朝に約束の花をかざろう』の重要な部分に触れています。予めご了承下さい。『さよならの朝に約束の花をかざろう』の中には複数の時間が流れている。まず、人間の時間。そしてその上にある国家の時間。そして、さらにその上に神話の時間が重ねられている。いにしえの時代から存在する竜レナトや長命種イオルフは神話の時間に属する。彼らはしかし、滅びゆく運命にあり、長い歴史を追えて、静かにフェイド

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