川瀬七緒の新作は「田舎町でコルセットを作る老人」の話

江戸川乱歩賞を受賞した『よろずのことに気をつけよ』以来、一貫してミステリ作品を手掛けてきた川瀬七緒さん。本作では初めて非ミステリ作品に挑んだ。自身が長く身を置いたアパレル業界での経験や、舞台のモデルとなった地元福島県白河市の実情が盛り込まれ、老人がコルセットを作る、という奇想天外な設定にリアリティを与えられている。 『テーラー伊三郎』(川瀬七緒 著) 「田舎町でコルセットを作る老人というイメー

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