古川真人「縫わんばならん」/春見朔子「そういう生き物」/町屋良平「青が破れる」 2016/8/21 2016/11/1 大学で担当している演習の授業で、今期は「文芸誌の研究」ということをやってみている。履修者は30名ほど。この欄で取り上げている文芸誌の最新号を各自1冊選んで、ひとりずつ発表をさせている。演習の題目は「エディター文学論」。いま私が教えているところは出版業界への就職を希望する者が多く、中には小説家志望もいたりするので、面白いのではないかと思ったのだ。カリキュラムの始めに、学生たちそれぞれに「文芸誌」にか