作家・山内マリコが人生に悩んでいた時に出会った「一生モノの本」 2018/1/19 感覚にフィットした名作 自分が活字を必要としている人間なんだと自覚したのは、10代はじめの頃でした。子どものころはマンガ一辺倒だったのに、思春期に入るとそれだけでは満たされなくなり、自分で小説を買うようになりました。 当時は、小説を1冊通読することが、小さな自信になるような年頃で。そのうち「私にも書けそうだ」となんとなく思ったのが、小説家への第一歩だったと思います。 一方で映画も大好きで、大学は映