女流義太夫を日本橋で 竹本越孝[こしこう]

清元(きよもと)、常磐津(ときわず)、新内(しんない)……数ある日本の語り物の中で、最も男性的なのが“義太夫節”。竹本義太夫が上方で始めて、作家の近松門左衛門と組んで、『曾根崎心中(そねざきしんじゅう)』始め、大ヒット作を数々世に送り出した。女流義太夫も280年の歴史を持ち、ファンが女義太夫のスターの人力車を付いて回ったことが、“追っかけ”の語の由来となった。  9月20日、その芸に身近に触れる演

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