相撲界から追放。元力士が選んだ荒唐無稽な人生とは?

『ぼくせん 幕末相撲異聞』(木村忠啓 著)  時は幕末、文久3年。舞台は尊皇攘夷の動きも盛んな折の江戸。ここまで聞いて、幕末志士たちの青雲の志を賭けた活劇が繰り広げられる――と思ったあなた。それは早合点である。 「いやいや。どなたが読んでくださっても荒唐無稽だ、という感想しか出てこないと思いますよ(笑)」  主人公は相撲取り。薩摩藩お抱えの力士がいままさに他藩のライバルと立ち合わんとする場面から

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