挫折者の心の旅 – 『地方都市のメメント・モリ』 amazarashi

新作は、エモーショナルに語り叫ぶポエトリーリーディングの曲から始まる。語り口調の曲はほかにも出てくる。言葉の比重が大きいamazarashiらしい内容だ。本誌2万字インタビューで、青森出身の秋田ひろむは、音楽を志して上京したものの一度は挫折して帰郷した歩みを語っていた。本人の経験が、これまで以上に反映された作品だと思う。『地方都市のメメント・モリ』と題されている通り、シャッター街、送電鉄塔、コンビ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE