アノーニ、D・ルブラン、P・サイモン……岡村詩野が選ぶ、“新たなポップ哲学”を提示した上半期5枚

 今年前半、個人的にも、また広く多くのリスナーの耳にも届いた作品としてまず挙げられるのがアノーニの『ホープレスネス』だろう。アントニー&ザ・ジョンソンズのアントニー・ヘガティが“女性”としてアノーニと改名し再出発を期した作品で、ハドソン・モホーク、ワン・オー・トリックス・ポイント・ネヴァーが音作りに参加したファースト・アルバムである。 アノーニ『ホープレスネス』(Hostess Entertain

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