戦地生きた父の言葉 胸に 南阿蘇村の田中順子さん(75) 熊本地震本震4ヵ月

先の大戦中に父が書き残した文字が、熊本地震で被災した娘に生きる勇気を伝えている。熊本県南阿蘇村立野地区の住民で、現在は仮設住宅で暮らしている田中順子さん(75)は、4月16日の本震で全壊した自宅から、父の時義さんが出征中に記していたメモ帳を見つけた。「一日一日を大切に生きよ」。本震から4カ月を経てもなお、先の見えない日々が続く中、父の言葉を胸に前を向く。時義さんは1943年、妻と2歳になる一人娘の

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