武田砂鉄が脱帽!ユーモア小説の持つ底力

筒井康隆の「離れ技」 以前、雑誌のインタビューで「『ユーモア小説』三冊」について答えたことがある。 先日、ふとそのことを思い出したのだが、インタビューの詳細は忘れているのに、お薦めした作品だけはしっかりと憶えていた。改めて読み直してみると、生物であるはずの笑いが、全く色褪せていない。 『文学部唯野教授』は、筒井康隆さんにしか書けない怪物的小説で、筒井さんがフランスの芸術文化勲章「シュバリエ章」を受

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE