映画『イレブン・ミニッツ』:ポーランドの大御所が描くスタイリッシュなサスペンス

前々作の『アンナと過ごした4日間』でストーカー男の話を芸術作品にまで高めてしまったイエジー・スコリモフスキ監督。彼の最新作だ。威風堂々とした風体の彼は、数々の映画に出演している俳優でもあるが、1970年に発表された異色の青春映画『早春』に代表されるように、一筋縄ではいかない手ごわい作家として一目置かれてきた。38年生まれ、同郷のアンジェイ・ワイダ監督『夜の終りに』(61年)や、ロマン・ポランスキー

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE