「SEKAI NO OWARIという価値観」の鋭さと美しさ――藤崎彩織の初小説『ふたご』に寄せて

10月28日に発売された、SEKAI NO OWARI・Saoriこと藤崎彩織の初小説『ふたご』をもう読んだだろうか?彼女自身、「自分の経験をベースに、バンド結成の話を書こうと思いました」と後書きに記している通り、本作において「私=西山夏子」の目線で描かれる中学校の1年先輩「月島悠介」との日々、「ぐちりん」、「ラジオ」といったメンバーとの出会い、手作りのスタジオ兼ライブハウス「地下室」……といった

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE