フォーク編<354>大塚博堂(6) 2017/10/23 父親の死によって自立への道を歩み始めた23歳の大塚博堂は、1967年、故郷の大分県のJR別府駅から博多に向かう列車に乗った。指導を受けていた別府市のジャズメンの紹介状を持って訪ねた先が福岡市・春吉のクラブ「絹」だった。ここでクラブ歌手としてプロの道を一歩、踏み出した。 「当時、周りにはジャズが好きな人がたくさんいて、最高に勉強になった。歌を学んだのは博多です」 博堂はこのように周辺に語っている。た