「あゝ、荒野」ぬれ場も暴力的で、せつなく、美しい

「あゝ、荒野」の1場面 (C)2017「あゝ、荒野」フィルムパートナーズ 歌人、劇作家…マルチな活動で知られた寺山修司(享年47)が残した長編小説「あゝ、荒野」は東京五輪の翌々年に当たる66年を舞台にしている。 祭りの後の新宿。行き場のない若者が行き場のないエネルギーをボクシングで燃焼する。どうしようもない孤独から、熱い心がたぎり出るような作品だ。 半世紀を経た映画化では、今度の東京五輪後の202

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