小島秀夫が観た『猿の惑星:聖戦記』

人間と同等の知能をもち、言葉を喋り、武器を手にした猿が人間と戦争状態になる。これを読んだだけなら、ほとんどの人が「荒唐無稽なつくり話」と思うはずだ。  これが『猿の惑星:聖戦記』という映画(つくり話=フィクション)の骨子である。さらに、知性をもった猿がCGで描かれると聞けば、作り物感に溢れた絵空事の映画だと思うかもしれない。しかし、この作品を観た我々は、スクリーンの猿たちに、実在する隣人や友人に対

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