本物が語る瞬間。いら立ちに見る希望。 映画『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』

  実話を元にした映画でも、“出演者”の演技はある。だが、この作品の中には、二人の本物がいる。彼らが語る言葉とその表情に、あまりにも強力な“迫真”を感じて、鑑賞後にパンフレットを開いたら、本物だった。本物がもつ空気はやはり、演技の枠を凌駕する。 マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督の『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』(原題・Les Heritiers)が公開された。パリ郊外の実在するレオン

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