流刑、堕胎、村八分…江戸の残酷世界にようこそ 2016/8/10 2016/9/25 救いようがないほど残酷 歴史の表舞台には決して出てこない、江戸の悲惨さを描いた小説『日蝕えつきる』。登場人物の姿を「救いようがない」ほど凄惨に描いた著者・花村萬月さんの意図とは? ―江戸時代の皆既日蝕を背景に起きた、男と女の残酷物語5編を収めた本書。同時期に発生した浅間山噴火、それを原因とする津軽地方での飢饉なども含め、この「暗黒の時代」を緻密に描いています。執筆のきっかけは何だったのでしょう。