戦禍の傷、受け止め記す=「平和のバトン次世代に」-東京大空襲生存の作家

「平和のバトンを次世代につなぐ」。約10万人が命を落としたとされる東京大空襲を生き延びた作家の早乙女勝元さん(85)は、72回目の終戦記念日を迎えた夏も「戦争の傷痕」を記録し続けている。 12歳だった1945年3月10日未明、焼夷(しょうい)弾の雨と猛火の中を家族5人で逃げ惑った。自宅のあった墨田区や、江東区、台東区を中心とした下町は、約2時間半の集中的な空襲を受け一晩で焦土と化した。路上と川は学

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