特集上映『ドゥミとヴァルダ、幸福についての5つの物語』公開記念トークショーに青柳文子が登壇!
—ジャック・ドゥミと聞いて、すぐに思い浮かぶのは港町だ。
どこからか人が辿り着き、そして静かに去っていく。と、書きながら、それはそのままフランス映画、ヌーヴェル・ヴァーグ作品の魅力を意図せず暗喩したようで、思わずはっとする。
静かでありながら、情緒的。燃え上りながらも、沈みゆく。その波止場の黄昏のような作品に、私たちは今もなお胸を熱くする。
『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』