「二重の大きな瞳」「高い鼻」なのに”醜女”ってどういうこと?

歴史小説の名手・伊東潤さんの新作『悪佐府の女』は、藤原道長の子孫である頼長の権力闘争の道具として使われた栄子の運命を通じて、歴史の転換点をダイナミックに描いた作品だ。ご本人に今作の読みどころを伺った。 歴史活劇と「源氏物語」と ―平安時代末期、「悪左府」と畏怖された藤原頼長は、時の天皇・近衛帝に養女・多子を嫁がせ権勢を振るっていた。そんな頼長がある企みのため、下級貴族の娘・春澄栄子を多子の元へ出仕

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