機内で落語を楽しみ、そして襲名を思う

【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】北海道の稚内に出張した。飛行機に乗ると、いつもチャンネルを「演芸」に合わせてイヤホンで楽しむが、今回は行きも帰りも全日空便。ANAスカイオーディオの10チャンネル。流れてきたのは八代目橘家圓蔵と四代目柳家小せんの20年前のライブ音声だった。  圓蔵は「穴泥」、小せんは「お血脈(けちみゃく)」と、いずれも得意とした噺(はなし)でご機嫌をうかがっていた。ともに鬼籍に入っている

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