敵は、小説を蝕む“シミ”!? 水野良最新作は現代ビブリオン・ファンタジー『アカシックリコード』
『『アカシックリコード (Novel 0)』(水野良/KADOKWA)
物語を書く人にとって、生み出したキャラクターや世界は自分の一部であり、宝だ。「愛する自分のキャラクターが目の前に現れたら」と考える人も多いだろう。そしてたとえ拙い文章であっても自身にとっては特別で、失いたくないもののはず。これをなかったことにされるというのは、自分の一部を抉り取られるようなものだ。6月15日(木)に電子書籍が