民謡編<335>ゴッタンの世界(18)

南九州の民俗芸能研究者の鳥集忠男(故人)は在野の民俗学者だった。その博愛主義的な懐の深さは多くの人に慕われた。民謡やゴッタンなどの研究者と同時に、実演者であることも強みだった。 鳥集の死後、2004年に450頁(ページ)の遺稿集「霧島んぢだのうた」が鳥集を敬愛する周辺の人々の手によって刊行されている。100人近い鳥集ファンが寄稿している。 ゴッタン奏者の荒武タミの愛用したゴッタン「太郎」と一緒に、

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