山田洋次監督 「日本と日本人は大きく変容してしまった」

一貫して「日本の家族」を描き続けてきた山田洋次監督 1961年に監督デビューして以来、山田洋次(85)は、一貫して「日本の家族」を描き続けてきた。  監督作品85作目にあたる『家族はつらいよ2』(松竹系、5月27日公開)もまた、現代家族を描く喜劇だ。前作では、「熟年離婚」がテーマだったが、今回は「無縁社会」に焦点を当てる。 「何年も前から下流老人や無縁社会は大きな問題になっていたし、関心があった。

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