連休に何の予定もない人に薦めたい「実は孤独なリア充」評伝3冊

児玉博 『堤清二 罪と業 最後の「告白」』(文藝春秋)  いくら実業家と作家、その両方で名を響かせようとも、あるいは80歳を過ぎようとも、いい年して父親や弟のことを聞かれ、語らなければならない堤清二。 「僕は、なんというのかな。人格のあるホテルを作りたかった。プリンスもいいんですよ、あれはあれで。でもああした宴会ホテルばかりじゃ、困るでしょう?」  弟・義明のホテルを宴会ホテルと蔑む。しかし清二の

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