沼田真佑「影裏」/ミヤギフトシ「アメリカの風景」

さる2月に例によって鳴り物入りで発売された村上春樹の新作長編「騎士団長殺し」について、文芸各誌が評論を載せている。「新潮」が椹木野衣と上田岳弘(同誌は先月号にもいしいしんじが長めの書評を寄せていた)、「群像」が清水良典、「すばる」が杉田俊介、「文学界」が小山鉄郎と鈴村和成と山崎ナオコーラと佐々木敦、「文芸」は通常の書評枠だが田村文と、さながら「騎士団長殺し」論バトル・ロワイヤル状態である。自分も「

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