ご存知ですか? 4月10日は黛敏郎の命日です 2017/4/10 いまから20年前のきょう、1997年4月10日、作曲家の黛敏郎が68歳で亡くなった。日本における電子音楽の第一人者である黛は、1964年の東京オリンピックでは、日本各地の梵鐘(ぼんしょう)の周波数分析を基礎とした楽曲「オリンピック・カンパノロジー」を手がけ、開会式で流された。この手法は、彼が代表作「涅槃交響曲」(1957年)ですでに試みていたものだ。 遠藤周作(右)と語る黛敏郎 ©文藝春秋