好みの音は人それぞれ。だからこそオーディオが存在する 文・「季刊・オーディオアクセサリー」編集人 樫出浩雅
憧れの大阪万博が開催された1970年。その70年代後半、オーディオは多くの人達の夢でありました。
私もちょうどその時、学生であり、せっせとアルバイトをして、少しずつオーディオ機器を揃えていったものです。アナログプレーヤー、カセットデッキ、FMチューナー、スピーカー、アンプ……。当時は数多のオーディオ誌が発刊されており、多くの評論家がいて、それらの記事をじっくり読んで参考としながら機器を選んでいくの