天才すぎて傍迷惑だった葛飾北斎、その門人が生きた「波乱の時代」

ゆとり世代の鴻山 全国的に認知されてはいなくても、その土地、その地域には、必ず歴史の一コマを飾った人がいる。そうした人物を知ると職業柄とても嬉しくなってしまう。 江戸時代の北信州小布施村(現長野市小布施町)の豪商であった高井鴻山もそのひとりだ。 拙著『北斎まんだら』の主人公・高井三九郎(鴻山は号)である。豪商の息子三九郎が、北斎と娘のお栄に翻弄されながらも、自身の中に潜む苦悩と向き合う物語(自分で

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