下世話だけど胸に迫る! ジャド・アパトー『エイミー、エイミー、エイミー!』のコメディ術

「ちっとも思い通りにいかなかった」  クライマックスの勢いに任せてヒロインの口から飛び出すこのセリフ。ある意味、この映画の重要なテーマを内包し、なおかつ人生の本質を鋭くつく言葉だ。  ジャド・アパトーの監督作はどれも、傍目には下世話でとっつきにくいものばかりだが、その皮膜を突き抜けると、決してお上品とは言えない“笑い”と共に、思いがけない人生の本音と出会える。冒頭のセリフはその最たるもの。おそらく

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