舞台上のカミングアウト 新宿2丁目で堂々と生きる彼らがくれた勇気と希望

新宿にある自宅兼オフィスに立つ俳優の青山吉良さん(67)  壁にかかる若き日の肖像は縦40センチ横30センチくらいで、正面を向くことを拒んでいるかのように見える。傷つきやすく多感な、若者独特の匂いを漂わせる写真だ。全体的にブルーを帯びた色調は、まるで当時の彼の心の色を反映したかの様だ。 目の前にはそれから数十年の時を経た、青山吉良(あおやまきら)さんが座っていた。歳月は過ぎたが、表情や視線は多感

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