生きるために描く――ギラン・バレー症候群と闘う漫画家

「気がついたらペン先が指に刺さっていたり、カッターでスクリーントーンを切るときに加減ができず、指を切ったりしてしまうこともあるんです。でも痛みを感じないからいいっていうか(笑)。原稿に血が滴って、初めて『あ!』って気がつくんです」 そう語るのは、「たむらあやこ」のペンネームで活躍する漫画家・田村紋子さん(36)。紋子さんは病気の後遺症のために手の感覚がない。目で見て初めて、自分の手がどこにあっ...

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