「俳句」とはいったいなんだろう? いとうせいこうが俳句界の巨人・金子兜太に挑む

『他流試合――俳句入門真剣勝負!』(講談社) 「俳句」とはいったいなんだろう? 『大辞泉』で調べてみると「五七五の三句の定型から成り、季語を含むことを約束とする日本独自の短詩系文芸」とあった。確かに松尾芭蕉の句「古池や蛙飛び込む水の音」は「ふるいけや/かわずとびこむ/みずのおと」と五文字、七文字、五文字のかたまりで、春の季語「蛙」があり、定型と約束を守っている。では「鉄鉢の中へも霰(あられ)」と詠

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