時代の空気を悟る「大衆小説」の魅力〜速水健朗「人生最高の10冊」

中二病の極致 今回は人生のベスト10を選んだのですが、結果として「大衆小説」のセレクションのような形になりました。 1位に選んだ山田風太郎の『甲賀忍法帖』の初版は1959年。その後'60年代にかけて流行した忍法帖シリーズの一作目です。 本書を初めて読んだのは小学生の頃で、'80年代半ば。僕からすると親世代の流行作家なのですが、今読んでも驚くほど痛快で、面白い作品です。 甲賀と伊賀の異形の忍者

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