東日本震災乗り越え、遺児たちが届ける「天国への進学報告」 2017/3/11 ’11年3月11日。東日本大震災を境に、東北の人々の生活は大きく変わった。厚生労働省の調査によれば、’15年9月の時点で、ひとり親になった18歳未満の子ども(震災遺児)は1,538人。そして両親ともに失った子ども(震災孤児)は244人。あしなが育英会東北事務所の富樫康生さんはこう語る。 「“親族里親”というのですが、震災で両親を失った児童のほとんどが祖父母や親のきょうだいに引き取られました。環