『ビートたけしと北野武』タモリ派の著者がクールに掘り起こすたけしにたけし派の俺が思ったこと
俺がいちばん、たけしを好きだ。“たけし派”は皆、そう思っている。たけしを分析する書籍は数多あるのだが、結局そのほとんどはたけしへのラブレターでしかない。データを元に客観的に分析しようと試みたものの、どこかに必ず恋文の匂いが漂ってきてしまう。
2015年に出版された『タモリと戦後ニッポン』にて一躍名を馳せた近藤正高氏が、今月新たに発表した本のタイトルは『ビートたけしと北野武』。
私は著者と微かなが