自主規制や有害指定、それでもマンガ家たちはエロを描く―。エロマンガに込める思いとは?

『エロマンガノゲンバ』(稀見理都/三才ブックス)>  日活ロマンポルノやピンク映画、アダルトビデオなど、かねてから日本で「エロ」と括られてきた文化は先鋭的な表現の受け皿として機能してきた。エロさえ満たしていれば何をやってもいい、そんな緩さが個性的な作家性を保護してきたのである。  エロマンガもまた、そんなユニークな現場の一つだった。しかし、度重なる規制やデジタル化の波によって、エロマンガとい

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