自主規制や有害指定、それでもマンガ家たちはエロを描く―。エロマンガに込める思いとは? 2017/3/5 『エロマンガノゲンバ』(稀見理都/三才ブックス)> 日活ロマンポルノやピンク映画、アダルトビデオなど、かねてから日本で「エロ」と括られてきた文化は先鋭的な表現の受け皿として機能してきた。エロさえ満たしていれば何をやってもいい、そんな緩さが個性的な作家性を保護してきたのである。 エロマンガもまた、そんなユニークな現場の一つだった。しかし、度重なる規制やデジタル化の波によって、エロマンガとい