『アラバマ物語』の続編で感じた人種平等の難しさ

『さあ、見張りを立てよ』(ハーパー・リー 著 上岡伸雄 訳) 1960年発表の『アラバマ物語』はたいへんな話題を呼び、人種問題の教科書とも評された。その続編『さあ、見張りを立てよ』を翻訳家の柳下穀一郎さんはどう読んだか。 ◆◆◆  続編小説は正編のファンのために書かれるものだ。だが『さあ、見張りを立てよ』については『アラバマ物語』を心より愛する読者は、あるいは手に取らないほうがいいかもしれない。

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