嵐山光三郎さんが愛する「虚と実がからみあう町・神楽坂」

嵐山光三郎さん  週刊朝日の名物連載「コンセント抜いたか」がもうすぐ1千回。それを記念し、嵐山光三郎さんがこよなく愛する東京・神楽坂についてご寄稿くださった。*  *  * 立春を過ぎてから寒波が押しよせ、神楽坂の石畳の坂道に雪が降った。毘沙門天から軽子坂へ抜ける細道は巾二メートルほどで、むこう側から傘をさした人が歩いてくると、すれちがうときにぶつかってしまう。そのため、ちょっと傘をすぼめる。 

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