「光る君へ」藤原兼家役 段田安則「クーデターを企てたり、人に毒を盛ったり……ですが、そうして家を守ってきたお父さんです。俳優としては“楽しい”芝居ですね(笑)。」
藤原道長の父であり、己の出世と家の繁栄のためなら手段を選ばない “剛腕”右大臣・藤原兼家(かねいえ)。演じる段田安則に役への思い、共演者の印象、作品の見どころなどを聞いた。
●お公家さん役は、京言葉で演じてみたかった
──藤原兼家はどういうキャラクターだと思いますか?
あんまりいいやつだとは思わないですよね(笑)。しかし、自分ひとりが出世したいのではなく、家全体を繁栄させ続けることが第一目的なん