家族の温もりつないだ鉄板、唯一の遺品に 震災で両親犠牲の辻原さん、父から調理役受け継ぐ 2024/1/17 震災で両親を失った神戸市西区の辻原弘さん(65)は「慰霊と復興のモニュメント」地下にある「瞑想空間」で、両親の銘板を指でなぞった。唯一の遺品となった調理用の鉄板は、今も家族の結びつきを強めている。静かに手を合わせ、感謝を伝えた。 両親の銘板を指でなぞる辻原弘さん=17日午前8時40分、神戸市中央区加納町6、東遊園地 鉄工所で旋盤工をしていた父光夫さん=当時(65)=と、母恵子さん=当時(6