自宅に絵本の私設文庫開設「大人にとっても自分を知るツール」 転機の一冊は「100万回生きたねこ」
「えほんがかり」という名前で、絵本の読み聞かせ活動を続けている女性が岐阜県海津市にいる。「絵本は子どもが読むものではなく、子どもから読めるもの。大人になっても楽しめる」と語る菱田雅子さん(41)=同市海津町=。大人になってから絵本の魅力に取り付かれ、自宅に私設文庫を開くまでとなったきっかけは、生きづらさを抱えていた自身を変えた一冊との出合いだった。今年1月に菱田さんが自宅の一室に開設した「わたげB