【書評】『二人の美術記者』美術に対して尋常でない熱意を抱いた井上靖と司馬遼太郎

『二人の美術記者 井上靖と司馬遼太郎』/ホンダ・アキノ・著 【書評】『二人の美術記者 井上靖と司馬遼太郎』/ホンダ・アキノ・著/平凡社/2640円 【評者】嵐山光三郎(作家)  井上靖と司馬遼太郎は、ともに大阪の新聞社で美術記者をしていた。展覧会の紹介や芸術家のインタビュー記事を書いていた。大阪毎日新聞の井上記者は学芸部記者時代に書いた小説『闘牛』で芥川賞を受賞し、四十四歳で独立した。井上氏より十

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