【レビュー】『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は『チャリチョコ』の前日譚ではない、夢見る青年の甘いアナザーストーリー
〇〇の魔法にかかる、とは映画の宣伝文句でしばしば聞く言葉だが、映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の効き目は強力だ。鑑賞中、魔法にかけられたかのようにチョコレートが食べたくなってしまうのだ。作品自体、友達に「これ、美味しいよ」とあげたくなってしまうほど“美味”が保証された、納得の1作となった。
“ウォンカ”といえば、奇才ティム・バートン監督がロアルド・ダールの奇天烈でキュートな物語をユニー